急性期治療の基本的なプロセス
当院では、代表的な精神病の1つである統合失調症に対する薬物療法を、1960年代に登場した定型抗精神病薬と総称される薬剤から、日常の活動・生活面で副作用が少ない非定型抗精神病薬での治療に転換し、SSRI、SNRIなどの新しい抗うつ薬も積極的に導入しています。
急性期治療病棟では、薬物療法による精神症状の早期改善に取り組むと同時に、安全と休息を確保できるよう援助し、退院後も患者さまご自身が自分の病気と上手く付き合えるよう、“自分で自分をケアする力(セルフケア)”の獲得を支援していきます。
地域社会に復帰した後、病気と上手く付き合いながら健康的な生活を維持してもらうため、デイケアの利用や訪問看護の導入を提案しながら、3ヵ月以内での退院に向け、様々な専門職が協働していきます。
主な治療内容・利用できる治療プログラム
● 薬物療法により症状緩和・改善(医師)
● 入院生活の援助や個別相談(看護スタッフ) 【各病棟の看護スタッフから】のページへ
● 服薬に関する相談(薬剤師) 【薬剤部】のページへ
● リハビリテーションプログラムに関する相談 【作業療法課】のページへ
● 認知行動療法
● 心理検査・カウンセリング(心理士) 【心理室】のページへ
● 栄養・食事の管理についての相談 (管理栄養士) 【栄養課】のページへ
● 治療費や退院先についての相談(ソーシャルワーカー) 【医療相談室】のページへ