入院にあたって(留意事項のご案内)
■入院の手続き
●入院にあたっては精神保健福祉法の定める手続きが必要になります。患者さんの日常の生活に詳しい方の同伴をお願いいたします。
●入院手続きでは保護者になる方の印鑑、本人の印鑑、本人の保険証が必要ですので、忘れずに持参ください。
●患者さんの病状により、精神保健福祉法で定められた3つの入院形態があります。
【任意入院】……… 患者さん本人が治療の必要性を認め入院に同意している
【医療保護入院】…(本人の同意は得られないが)医療および保護のため入院が必要であると認められ、家族等の同意がある
【措置入院】……… 自傷(自分を傷つける)・他害(人を傷つける・暴力におよぶ)の危険性があり、
都道府県知事が入院の必要性を認めている
※平成26年4月1日精神保健福祉法の改正で医療保護入院制度の見直しがなされました。 ◆医療保護入院における「家族等」とは ◆ *配偶者、父母、祖父母等、子・孫等、兄弟姉妹、後見人または保佐人となっています。その中から1名の同意をいただくようになります。 *退院後生活環境相談員という精神保健福祉法で定められた相談員が選任されます。可能な限り早期に退院できるよう、ご本人やご家族等からの相談に応じ、退院後の生活環境に関しての相談および支援を行います。また、利用可能な制度等の情報提供や地域援助事業者等の紹介も行います。 |
入院ベッドに空きが無い場合があります。来院される前に必ず電話でご相談ください ⇒ 024-534-6715
入院費用(2021年度)
当院では、平成26年4月から特定入院料(包括式)と入院基本料(出来高式)の2種類の入院料で病棟を運営しています。 3割を自己負担していただく場合、入院費月額は、おおむね以下のとおりです |
||
2病棟 (開放) |
精神療養病棟(包括式) <患者対看護要員=15対1> |
入院費(月額): およそ12~14万円 (後期高齢者1割負担の場合:4~5万円) |
3病棟 (閉鎖) |
精神病棟入院基本料(出来高式) <患者対看護職員=15対1> |
入院費(月額): 基本料15万円+ 薬剤・検査・処置等の料金 ※個々人の病状で必要な検査・処置、処方薬は異なります。 |
4病棟 (閉鎖) |
精神科急性期治療病棟1(包括式) <患者対看護職員=13対1> |
入院費(月額): およそ24~27万円 (後期高齢者1割負担の場合:8~9万円) |
(2021年4月時点) *入院費以外に、食費として、1日あたり1,380円がかかります。患者さんによっては、医療費以外に、生活費(おやつ代、洗濯代など)が必要になります。 *病院に支払った医療費(食事代を除く)が一定の金額を超える場合、申請により自己負担が限度額までとなる制度(限度額適用認定制度)があります。認定証の交付が必要ですので、詳しくは市町村の担当者や精神保健福祉士、または事務窓口にご相談ください。 *市町村によっては、入院医療費について貸付制度を行っているところがあります。詳しいことは、市町村の担当者または当院精神保健福祉士にお尋ねください。 |
入院時に持参いただく物
入院生活では、次のものが必要になります。外来受診で入院予約された際は、事前に準備し入院当日持参ください。 *洗面用具などは病院内の売店(平日10時~15時)や周辺のドラックストア等で購入できます。緊急入院等で事前に準備できなかった場合は、入院病棟の看護スタッフに相談ください。 |
|
洗面・入浴用具 | 洗面用具(歯ブラシ・歯磨きペースト・石鹸) ・ コップ(プラスティック製) ・ 洗面器 電気髭剃り(男性) ・ ヘアブラシ ・ フェイスタオル3~4枚 ・ バスタオル2~3枚 シャンプー ・ リンス ・ ボディソープ |
衣 類 | 季節に合わせたもの2~3組: 下着 ・ パジャマ(就寝用) ・ 普段着(日中用) ・ 靴下 *運動着・運動靴(OTスポーツ参加時) |
日用品 | スリッパ ・ ティッシュペーパー ・ ハンカチ ・ 洗濯洗剤(ご本人が病棟で洗濯する場合) テレフォンカード(公衆電話を利用する場合) |
病棟で貸出可能なもの: ヘアドライヤー ・ ハサミ ・ 縫い針 |
病棟への持ち込みが制限されている物
●タバコ(電子タバコ類を含む)・ライター: 館内および病院敷地内は禁煙のため持ち込み禁止です。
●危険物(刃物・燃料など): 病棟内で保管し、凶器となりえる物や火災の原因となりえる物は、持ち込み禁止です。
●貴金属(宝石・装飾品)・多額の現金・金券: 紛失・破損や盗難などのトラブルを予防するため、入院治療に不必要な貴重品の持ち込みは避けてください。※紛失や破損が生じても、病院では責任負いかねますので、ご了承ください。
●ノートパソコン等の電子機器: カメラ機能付の機器の使用に関しては、入院患者さんのプライバシー保護と治療の観点から使用制限があります。 持ち込みが可能か、主治医に確認してください。
●生鮮食品: 食中毒防止のため、一度で食べきれる分量だけにしてください。また、他の患者さんに配ることもご遠慮ください。