一陽会の由来
当院の名称(一陽会病院)は、大昔の中国の占い本の『易経』にある『一陽来復』という言葉に由来します。
『易経』では、全ての現象において、陽の気(=良い運気)が多くなったり少なくなったり、逆に見れば陰の気(=良くない運気)が少なくなったり多くなったりを繰り返しているとされています。「段々と陽の気が少なくなって、ついには陽の気がなくなり陰の気ばかりになりました。でもその後、再び陽の気が復活してきました。これから陽の気がどんどん増えますよ」、これが『一陽来復』です。昔の人は、冬至を境に日が長くなることから、冬至に太陽の力が復活すると考えました。ですから冬至も一陽来復とも呼ばれています。
どん底の状態にあっても、再び良いことがめぐってくるというのが、一陽来復の発想です。「患者さんや家族にとって希望の持てる病院になりたい」という願いから、当院の寺山晃一初代院長が、当院の名称を一陽会病院としました。
法人の沿革
昭和34(1959)年 |
7月 一陽会病院 構造設備使用許可 (許可病床数 48床) |
昭和38(1963)年 |
1月 医療法人一陽会病院開設許可 設立代表者 寺山晃一 |
昭和39(1964)年 |
11月 患者家族会(ひまわり会) 創立 |
昭和40(1965)年 |
9月 各種小企業への外勤療法 開始 |
昭和48(1973)年 | 7月 退院患者共同下宿 開始 |
昭和49(1974)年 | 12月 退院患者会(福島あすなろ会) 発足 |
平成3(1991)年 | 4月 「ひまわり共同作業所」 開設 |
平成5(1993)年 | 4月 「グループホーム堀河」の運営開始 |
平成10(1998)年 | 6月 福島県精神科救急医療施設に指定 |
平成12(2000)年 | 9月 応急入院指定病院の指定(指定病床1床) |
平成13(2001)年 | 1月 新病棟(東病棟) 竣工、 10月西病棟新築工事 竣工 |
平成14(2002)年 | 3月 病院管理棟・デイケア棟竣工 (新病院建物完成) |
4月 福島赤十字病院と福島県精神科救急医療システム事業に係る緊急措置入院患者の受け入れに関する契約の締結 | |
11月 精神科急性期治療病棟入院料1 受理 (1単位 30床) | |
平成15(2003)年 | 2月 薬剤管理指導 受理 |
平成15(2003)年 |
10月 精神療養病棟入院料1(3単位 159床)、精神科急性期治療病棟入院料1(1単位 39床) 受理 |
平成16(2004)年 |
10月 精神科訪問看護を本格的に開始 (看護師と精神保健福祉士2名での訪問) |
平成17(2005)年 |
11月 医療観察法に基づく鑑定入院医療機関に指定 |
平成18(2006)年 |
3月 (財)日本医療機能評価機構の審査受診 認定取得 |
8月 外来部門 院外処方 開始 | |
10月 グループホーム堀河(男性)、グループホームコスモス(女性)が障害者自立支援法施工に伴い、共同生活援助「グループホーム堀河」に名称を統一 | |
平成19(2007)年 | 4月 精神科ナイトケア、精神科デイ・ナイト・ケア 開始、自立支援医療機関(精神通院医療)に指定 |
11月 「地域活動支援センターひまわり」の移転 (八島町内へ) | |
12月 医療観察法に基づく指定通院医療機関に指定 | |
平成21(2009)年 | 10月 (特定医療法人から)社会医療法人一陽会に認定 (福島県指令健第3459号) |
平成22(2010)年 | 4月 「社会生活サポートセンター MIRAI」開設、通院者の復職支援を開始 |
精神科急性期治療病棟を1単位39床から2単位(60床)に拡大、 精神療法病棟2単位120床での運用に変更 ⇒ 許可病床 180床 (4看護単位) | |
平成29(2017)年 | 4月 精神科急性期治療病棟を1単位32床に集約⇒ 許可病床 151床(3看護単位) |
令和元(2019)年 | 12月末で 精神科ナイトケア 休止 |